今回は子育てに関連してお金の話。
子どもの教育費のため非課税投資制度、ジュニアNISAをご存じでしょうか?
NISAや積み立てNISAに比べ、使い勝手が悪い為、口座開設数が少なかった為、2024年で制度の廃止が決定しました。
しかし、廃止に伴い制度変更された事で使い勝手が良くなるという事になりました。
そこで我が家では残り2年ですが、子ども2人分のジュニアNISA口座を開設して株式投資始めました。
もちろん各家庭の家計状況によりますが、法改正後のジュニアNISAは使わないと損と言える制度だと思います。
自分は2年ほど前から株式投資を始めたばかりでまだまだ初心者ですが、去年から積立NISA、今年から子どものジュニアNISA口座を作り株式投資をしています。
子どもはお金がかかる
我が家には7歳と4歳の子どもがいます(2022年5月現在)
とりあえず3人目を作る予定はありません。
理由は自分自身が4人兄弟だったからです。
親が共働きではなかったことも大きいですが、やっぱり子どもが多いことで家計に余裕がなく、周りの友達に比べ金銭的な制約受けていると感じていたからです。
公立の高校でしたが、50万ほど奨学金を借りたり、車の運転免許を取るときもクレジットカードで約30万ほどリボ払いにするということを何の疑問もなく受け入れました。
もしかしたら家庭によってはもっと金銭的に苦労したという方もいると思いますが、とにかく子どもが多いと金銭的に負担が増えるというイメージがあり、子どもは今のところ2人だけです。
まあ親自身も苦労しながらなんとか自分たち兄弟を自立させてくれたので、感謝はしています(兄弟とも仲が悪いわけではないです)
ただし、そんな自分自身の経験から子どもには少しでもお金を残してあげたいと思っています。
なので、児童手当や子ども用の給付金などは手を付けずに貯蓄を続けてきました。
貯蓄だけではリスクがある
2年ほど前から株式投資を始めたことで、それまでほとんど興味がなかった経済やお金のことに興味を持つようになりました。
もちろんもともとお金は多い方がいいと思っていましたし、ギャンブルや酒タバコもやらなかったので、割と節約志向ではありましたが、お金を運用することや節税のことも知りたいと思うようになりました。
そこで知ったのは、貯蓄が安心安全とは限らないということです。
特にインフレ時はモノやサービスよりも、お金の価値が相対的に下がってしまう為、現金しかもってないことが逆にリスクになってしまいます。
そして、貯蓄だけではお金が自動で増えるということはないということです。
でもお金の勉強をしていくうちに、優良な投資商品に投資すると高い確率でお金が増えるということを知りました。
そしてお金を増やすときには、出来るだけ税金と運用手数料を少なくすることが必要です。
後述するジュニアNISA制度をうまく活用すれば、将来子ども為のお金をより多く準備するのに適していると考えてます。
ジュニアNISAとは
それでは本題のジュニアNISA概要です。
ジュニアNISA概要
未成年のこどものために非課税で投資できる制度
- 目的・・・子どもの養育費等の準備や子どもの資産形成
- 対象者・・・日本在住0~18歳
- 非課税投資枠・・・年間80万
2016年から始まったジュニアNISAですが、利益が非課税になるというメリットを打ち消す、ある大きなデメリットのせいで普及せず、2024年で廃止される事が決まりました。
旧ジュニアNISAデメリット
デメリットとは以下の通りです。
デメリット
- 原則途中で換金不可
- 解約すると、非課税メリット消滅(過去分の利益に課税される)
旧ジュニアNISAでは、原則子どもが18歳になるまでは払い出し制限がありました。
どうしても払い出したい場合は、途中解約できますが、ジュニアNISA口座の廃止&全部解約となります。
さらに過去に遡って全利益に課税されることになります。
この使い勝手の悪さから旧ジュニアNISAは普及せず、2023年末を持って制度が終わり、新規申し込みが出来なくなります。
それまでに口座を持っていた人も、新規の買い付けが出来なくなります。
売却益や配当金に対して非課税というメリットを活かす
制度終了まで残り2年を切りましたが、今からジュニアNISA口座を開設して投資を始めても遅くはないでしょう。
※制限なしの払い出しは2024年以降です。
旧制度のデメリットが解消されたことで、「運用期間中の売却益や配当金は非課税」のメリットによりむしろ制度を利用しないと損するレベルです。
もちろん投資なので元本がマイナスになる可能性もありますが、株式投資は優良なファンドに投資していれば過去のデータ上はこれからも長期で右肩上がりになっていく可能性が高いと言えます。
現在、超有名企業GAFAM(Google、Amazon、Meta(旧Facebook)、Microsoft)を指標に組み込む、アメリカのS&P500という指数は長期的に見て右肩上がりになっています。
s&p500に連動したファンドに15年以上投資していれば、損しなかったというデータも出ています。
リーマンショックや新型コロナウイルス蔓延による一時的な暴落があっても、上昇を続けてきました。
このような指数に連動して運用する投資をインデックス投資(運用はプロに任せる)といいますが、過去のデータ上は長期で資産を増やすのに最も適した投資方法と言えます。
もちろんこれまで右肩上がりだったから、この先もずっと上昇し続けるかどうかはわかりません。
でも、投資経験の浅い自分のような人間が個別株を適当に売り買いしても、長期的に儲かる可能性は低いです。
運用はプロに任せて、淡々と資金を積み立てて、長期でじっと待つ。
毎日チャートを見て一喜一憂したくない人にとっては、オススメの投資方法です。
オススメのファンド(投資信託)
ジュニアNISAは2024年以降、継続管理勘定という口座に移行される為、新規の買い付けや商品の入れ替えが出来なくなります。
つまりずっと持ち続けることが前提となります。
そして、オススメのファンド=投資信託は以下のものです。
おすすめ投資信託
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 全世界株式
- 上記と同じ指数に連動したインデックスファンド
おすすめの理由は以下の通り。
- チャートが右肩上がり(一時的な暴落はある)
- 手数料(信託報酬)が安い(0.1%未満)
インデックスファンドは「世界経済がこれからも良くなり続ける」ということに賭ける投資商品です。
そして自分はこれから世界経済が良くなり続けると予想しています。
これまで様々な発明やイノベーションが生まれ、人々の生活は良くなり続けてきました。
その中で世界経済の中心であるアメリカでは常に新しいイノベーションが生まれてきました。
今自分たちの生活に欠かせないもの、スマホやSNSはアメリカから生まれましたし、医薬関係(ジョンソン&ジョンソンズやファイザー)をアメリカが世界のトップです。
アメリカの株価が大部分組み込まれている上記ファンドが、将来的にも上昇するだろうと考えてます。
おすすめの証券口座
不思議なことに、投資の世界では優良な商品ほど「手数料が安い」ということになっています。
オススメの投資信託はどれも手数料が安いです。
そして購入できるのはネット証券だけです。
オススメ証券口座① SBI証券
オススメ証券口座② 楽天証券
対面の証券会社や銀行の窓口で口座を開設するのはオススメしません。
手数料が高いだけです。
まとめ:投資余力があれば利用しないのはもったいない
残り2年(2022,2023年)ですが合計160万の投資枠があるので、資金余力があれば利用しないのはかなりもったいないです。
仮に元本160万円を年利5%で15年運用できたとすると、15年後には¥3,326,285まで増える計算になります。
年利5%という数字は過去のデータ上あり得る数字ですが、将来どうなるかはわからないので、最終的には自己責任で判断が必要です。
10年以上保有すれば損する可能性もかなり下がるのとも言われているので、子どもが8歳以下ならオススメです。
ただし将来の養育費を投資だけで賄おうとするのは危険です。
仮に投資した元本が半分になったとしても貯蓄で賄える、くらいの予防策が必要です。
投資枠MAXを利用する必要はないので、余裕がある分だけ投資に回すのもありです。
お金は知識が必要
自分自身も投資経験が浅いので確かなことは言えませんが、ジュニアNISAのようなお得な制度を知っているのと知らないのでは、おそらく大きな差が生まれるだろう、ということです。
漠然としたお金の不安があるのは、知識がないからだと最近知りました。
知って、行動することで、不安は解消されます。
そして行動するなら早い方が良いということ。
YouTubeのリベ大というチャンネルでは幅広いお金に関する知識について発信されています。
なぜライオンかは気にせずに見ましょう(笑)
今回紹介したジュニアNISAについてもわかりやすくまとめられています。
YouTube以外でも、社会人全員が知っておくべきと言えるお金の知識がわかりやすくまとめられた書籍が発行されています。
辞書的な使い方ができて本当にオススメです。
自分自身もまだまだ知識は浅いですが、子どもにもできるだけお金の知識を教えて行けたらと思います。
以上、ジュニアNISAのススメでした。