DIY

【DIY】杉材でプランターカバーを作る。

2022年2月13日

今回は杉材を使ってプランターカバーを作ります。

我が家の玄関先に鉢植えの植木を置いてるんですが、プランターだけなので味気ない状態になってました。

ちょっとでも雰囲気が変わればと、プランターカバーを作ることにしました。

初めて45°留め継ぎにも挑戦しました。

使う材料・製作時間

  • 材料:杉垂木(たるき) 約45×45×2000mm(ホームセンター購入)
  • 材料費:4本入り¥1,518(税込)×3セット購入 → 11本使用 = 約¥4,200
  • 製作時間:約8h(乾燥時間除く)

作り方

作り方を解説していきます。

寸法(mm)
  • 内寸:500(プランター外径最大部+α)
  • 外寸:590
  • 高さ:650

寸法は置きたい植木鉢に合わせて、自由に変えましょう。

材料カット

父親から譲り受けた20年もののスライド丸ノコ!小学生の時に使ったのをふと思い出して、譲ってもらった。

今回はスライド丸ノコを使って、材料をカットしていきます。

スライド丸ノコは直角カットはもちろん、斜めカットも安定して安全に材料をカットする事ができます。

幅の大きい材料はカット出来ない、値段が高いなどのデメリットはありますが、丸ノコよりも初心者向けの切断工具です。

僕も今回初めて使いますが、使い方は改めて記事にしたいと思います。

とにかくひたすら材料をカットしていきます。

格子パーツ

まず、周りの格子部分を切り出します。

このプランターカバーのメインとなるパーツです。

全長590mm 両側を45度でカットします。全長は目安なので狙い寸法にきっちり合わす必要はありません。

肝心なのは、全てのパーツの全長を同じに揃えることです。

全長が揃っていないと、どれだけ45度が正確にカットできても、留め継ぎすると隙間ができます。

 

まずスライド丸ノコの回転テーブルを45度にセットして材料をカットします。

 

カットしたら止型スコヤで正確に45°に切れているか確認します。

留めスコヤは45°を確認するために便利な定規です。

 

断面の直角も確認しておきます。これには完全スコヤがあると便利です。

問題なければ全長590mmになるように反対側も45°でカットし、パーツが1個出来上がります。

できた1本目をマスター材(基準)とします。

途中でマスターはころころ変わっちゃいます(笑)

 

次にマスター材と余り材料の木口(断面)を合わせます。

 

反対側の切り口にそって、墨線を入れます。

 

墨線に沿ってカットすれば、2本目のパーツができます。

このやり方でひたすら合計24本の格子パーツを切り出していきます。

  • 基準面となる木口をきちんと合わせる
  • 同じ太さで墨線を入れる
  • カットする墨線の位置を同じにする(墨線のどの位置を切るか)

支柱パーツ

木材の画像

次は支柱パーツをカットします。これは単純に90°でカットするだけです。

全長650mm × 4本

底板パーツ

木材の画像

次はプランターが乗る底板を2枚カットします。

ちょうど1×6材の端材があったので、これを使いました。

格子の内寸法より2mmほど短くした方が、後で組み立てやすいと思います。

 

木材の画像
底板受け

底板の受けとなるパーツも2本用意します。

30mm角の端材しかなかったので、これを使います。

以上でパーツカットは完了です!

組み立て

格子パーツを継ぎ合せます。

材料によって微妙な寸法のバラツキや木目の違いがあるので、接着前に仮組して組み合わせを決めておいた方が良いかもしれません。

特に45°留め継ぎ部分は隙間ができるだけ少ない組み合わせにしましょう。

実際今回初めて45°留め継ぎをしましたが、カット精度のバラツキ、材料の反りなどの影響で、どれひとつとして隙間なく接着できたものはありませんでした、、、

材料の選定や治具の作製など、改善すべき点がいくつもある結果となったことを先にお伝えしときます。 

 

木材の画像

組合せがきまったら、木口に接着剤を塗って接着します。

 

ベルトクランプを使って、継ぎ合わせます。

はみ出た接着材は濡れたウエス等で拭き取ります。ウエットティッシュがおすすめです。

 

できるだけ角が合うように接着します。

元の材料寸法に結構バラツキがあるので、なかなか合わずストレスでした・・・

またこのベルトクランプも以外と材料の位置調整が難しいです。

3セットほどベルトクランプを使ったあと、使いにくかったので、残りはマスキングテープを外周にぐるっと巻く方法に変えました。

テープの方がパーツの角を合わせやすかったです。

 

材料の反りがあるので、気休めですが、接着中は重しを乗せておきます。

これを6セット作ります。

 

格子と支柱を繋げていきます。

高さ40mmの端材がいくつかあったので、これをスペーサーとして利用し格子パーツを床上げします。

※この時点では1個目の格子が下になっていますが、完成形はこれが一番上の格子になります。

この状態で支柱を固定していきます。

 

ビスの画像
4.2×65のコーススレッドを使用する

屋外で使用するので、ステンレスタッピングを使います。

 

ドリルの画像
支柱にネジ用の穴あけ。ネジ径より大きいΦ5mmのバカ穴とする。

支柱に下穴をあけます。

本来ネジ径の80%程度の下穴径とすべきですが、角材寸法とネジ長の関係からパーツ境目にビスのネジ部分がかかってしまうと、隙間ができてしまう可能性が高いので、ネジ径より大きいΦ5mmのバカ穴をあけます(ネジ径とバカ穴径の差はできるだけ少ない方が良いです)

 

支柱に穴をあけるとこんな感じです。

ビスの頭が少し沈む様に、皿取り錐などを使うのがおすすめです。

1000円以下の安価なセット品を購入しましたが、正直そのままだとドリルが使い物になりません。

今回は面取り刃だけの購入と割って購入しました。

もし購入される場合は、ドリルを自分で研ぎなおすか、面取り刃部分だけ別のドリルに付け替えて使用する方がいいと思います。

 

支柱4本を格子のコーナー部分に固定していきます。

あとはスペーサーをかます→格子を上から被せる→支柱に穴をあける→ビス止めする

この工程を繰り返していきます。

 

格子内寸のバラつきにより、支柱との間に隙間がある

格子の内寸がバラついてる場合、格子を積み上げていくほど支柱との隙間が出来る場合があります。

 

隙間があっても問題はないですが、気になるようならクランプである程度矯正して、ビス止めするのもありです。

※あまりに隙間が多い場合、無理やり圧着するとパーツが割れる恐れがあるので、ほどほどにしましょう、、、

 

格子と支柱の組み立てができました。

あとはプランターを乗せる底板を固定していきます。

 

まず底板の受けを固定します。負荷がかかるところなので念のため接着剤を塗っておきます。

 

クランプで仮止めします。

材料寸法の都合上、底板が格子パーツから出っぱらないように、少し下側にズラします。

 

ビス止めします。

 

逆さまに置いていた本体を上下反転させて、底板を乗せてビス用の下穴をあけます。

 

ビス止めしたら、、、

 

組み立ては完了です!

 

このままだと角がたってるので軽くペーパーがけします。

 

特に留め継ぎ部分は段差があったりしますが、杉なので柔らかくペーパーでゴシゴシやると以外と馴染んでしまいます。

塗装

屋外で使うので、水性の防腐剤を塗ります。

色合いもそのままだと味気ないので、着色します。

色はとりあえずホームセンターにあったピニー?です(聞いたことない、、、)

木材が剥き出しの部分は、可能な限り全て塗ります。

完成!!

完成です!!

45mm角の杉材なのでちょっと無骨な感じになっちゃいましたが、とりあえず満足です。

「プランターだけだと味気ないから何とかして」と妻にも言われていたので、ちょっとは飾り気が出たんではないでしょうか。

わざわざ45°留め継ぎにしなくても、木材でプランターカバーを作るだけでも雰囲気がかわるので、オススメです。

pinterestとかで「鉢カバー DIY」「プランターカバー DIY」と検索すると色々出てくるので、ほんとに参考になります。

よかったら作ってみてください。

それでは、今回はこの辺で。記事が参考になった方はシェア・フォロー頂けると嬉しいです。

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