訓練校時代にやりたかったことのひとつ、籐編みの椅子がやっと完成。
訓練校の卒業制作のつもりが、卒業してから半年近く経って編み上げることができた。
というのも訓練校時代にはフレームまでしか間に合わず、籐を編むにはエアタッカーが必要で、いつでも編める環境では無かったから。
卒業後に訓練校の先生の工場を借りて少しづつ進めた結果、ここまで時間がかかってしまった。
ナラ材のフレーム。
籐はネットで探してもどれを買ってよいかわからなかったが、訓練校の先輩に信頼できる籐屋さんを教えてもらって、ゲットすることができた。
こういうのも訓練校に入ることによって得られるメリットの一つ。
編み方も訓練校の先生が教えてくれた動画を参考に、細かい部分は我流というか、たぶんこうだろうと言う感じでとりあえず形にはなった感じ。
編み終わりの処理の仕方が、まだイマイチわからないところはある…
SH42センチほど、座った時に膝裏部分が座面に当たらないように座面の奥行きを設計したおかげで座りやすい。
籐編み独特の座面のクッション感も良い感じ。
何より座りごごちに影響しているのが、背もたれのフィット感。
3D曲面に編み上がっているので、フレームの硬い部分が当たらず、背中が痛くならない。
自宅にあるYチェアなんかは、しばらく座っていると背もたれのフレームに当たる部分が痛くなってくる。
今回作った椅子はYチェアよりも座り心地がよく、なおかつ同等の軽さもある。
Yチェアの座り心地は悪い?半年間使って感じたデメリット。
この記事ではYチェアを半年使って感じたデメリットについて解説しています。
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もっともこの椅子は、ボーエ・モーエンセンがデザインしたBM61という椅子を参考にして自分なりに設計したものなので、ただただモーエンセンの偉大さを実感するばかりである。
完成したこの椅子は、日頃の感謝を込めて?じゃないけど、妻へプレゼントした。
今のところ気に入って使ってくれてる様子。
(ただ自分が作りたかっただけ^^;)