友人へのプレゼント用としてティッシュケースを作りました。
今回は自宅作業ではなく、久々に木工教室に行って作りました。
機械や工具が揃っているので速く、楽に、精度良く作れるのでおすすめです^_^
もちろん材料代以外に教室利用料が必要です。
作り方
材料
- 蓋:シナベニヤ
- 本体:ウォールナット無垢
- 底板:シナベニヤ
本当は蓋をウォールナットにしたかったですが、木工教室の在庫が切れていたので
シナベニヤに着色することにしました。
今回は細かい所は省くので、ざっくりした工程だけ書きます(^^;
①本体を作る
ウォールナット無垢材を必要サイズに仕上げます。
カットはパネルソーという大型の切断機を使います。
めっちゃ楽です(^^;
ポイント
材料は元々1枚の材料から切り出すので、組み合わせた時に木目が繋がるようにします。
今回は45度留継にするので、トリマー台+45度ビットで勾配を削ります。
いきなり一気に削ろうとすると、材料が割れたり焦げたりしてしまうので、何回かに分けて削っていきます。
蓋が乗る段差、底板が入る溝を削ります。
底板の溝は5.5mmのシナベニヤを使うので6mm幅の溝に仕上げます。
(蓋も5.5mmの板を使います)
事前に切り出しておいたシナベニアを挟んで接着します。
45度留継は木口同士の接着となり、せっちめんせきが少なくなるので、通常の木工ボンドより強力なタイトボンドを使います。
固定にはベルトクランプを2個使います。
1時間ほど圧着しておきます。
本体にかんざしを入れる
接着できたら「かんざし」用の溝を削ります。
かんざしを入れることで強度UPはもちろん、見た目のワンポイントにもなります。
溝は、深くても角部分の厚みの2/3程度までにします。
かんざしの溝の加工にはトリマー台用の45度傾斜大を使います。
かんざしにはブナの木を使います。
濃い色のウォールナット材に、ポイントとして使うには良い材料だと思います。
さっき加工したかんざし用の溝に入るように材料をパネルソーで切り出します。
ちょうど良いはまり具合にしないといけないので、1回目はきつ過ぎる、2回目で良い具合で切れました。
ノコギリで適当なサイズに切り分けます。
ボンドを塗って、ブナの木端がウォールナット角側にくるように差し込ます。
傾いて入っていると奥側に隙間ができるので、奥までしっかり入るように、ハンマー等で叩いて入れます。
入れたあとはボンドをしっかり拭き取る必要があるので、意外と手間がかかる作業です・・
アサリ無しノコギリ(ライフソー)で不要部分を切断
サンドペーパーで段差を磨いてかんざしの加工は完了です。
その後 全体的にサンディング仕上げ→オイル塗装すれば本体は完成です。
蓋を作る
工程はかなり簡単です。
- シナベニヤを必要サイズに切り出す。
- ティッシュペーパーを取り出す長穴の両端に穴を開ける(口幅と同じ径のドリル)
- 両端の穴を糸鋸で切って繋げる。
- サンドペーパーで仕上げる。
色を似せるため、ウォールナット色のオイルで塗装します。
完成
完成です。
蓋はやはりウォールナットとは色味が違いますが、とくに違和感は無いんじゃないでしょうか。
かんざしもいいアクセントになったと思います。
友人の新築祝いに渡すつもりです。
喜んでくれるといいですが・・・